top of page
さあエッセイ、スタート!

どうかお楽しみ頂けますように。

*先にDVDをご覧になって本編をお読み頂くのがおすすめです

 

目次

1:はじめに

今、思えばどれほど幸せだっだろう

d086f5c708065433b2dd3138f2c67ab7.jpg

2019年11月2日、第4回いしのまき演劇祭。

2011年の東日本大震災以来、何度も何度も訪れた場所。

ボランティアから始まって、そこで出逢った人たちにただ会いたくて

まるで里帰りするように何度も訪れたもうひとつの故郷。

やっと念願の”役者”としてこの地を踏むことができた、あの嬉しさ。

石巻の劇場で、満員のお客様が笑って泣いてくださった

かけがえのないひととき。

 

あの時間があったからこそ

今の私があり、なんとか役者を続けられているのだと思う。

img003-scaled-e1598844124307.jpg

2019年11月2日に上演された

「ひとりコーラスライン(笑)!」石巻公演。

 

もしこれがこれが4か月後だったら、コロナの状況下で

間違いなく石巻に行くことはできなかった。

 

そして、そもそもクラウドファンディングでの

皆さんからのサポートがなければ実現できなかった。

改めて本当に恵まれていた。

その感謝を込めて

少しでも皆さんが石巻公演を追体験してくださればと

私が感じたアレコレを綴ってみたいと思う

どうか、ほっこり、お気に入りのドリンクやら

お酒片手に読んで頂けたら幸いです。

c7dd2db3a7e11f264f93a245c3d3b663.jpg
97b3b4c557552575e9c6b377090585a5.jpg

と、2020年の初めに書き始めていた。

しかし、事態がコロコロと変わり、コロコロが

コロコロしだした。

 

生活も気持ちもコロコロ、演劇をする・見ることが

普段の日常も日常じゃなくなった。

 

そんな状況で、クラファン特典のエッセイに

”3密”が当たり前だったあの石巻公演の様子を

楽しくレポートするという、それで果たして

いいのだろうかと私は立ち止まってしまった。

 

書き終えて

「あぁ、あの頃は楽しかったよね、そんな日が

また来るといいよね」みたいな感じで締めくくるのは

なんだかすごく切ない。

 

そしてキーボードを前に何も打てなくなってしまった。

これまでの私の仕事は全て3密で成り立っていた。

何をするにも目の前にお客様がいた。

 

というわけで

 

一気に仕事がなくなった(笑)

いや、もう笑うしかないくらい。

 

でも仲間やプロデューサーが声をかけてくれたり

リモートオーディションに受かったり

関係者のみ観客の舞台やオンライン生配信舞台への出演など、

結果、私はコロナの中でずっと芝居をし続けていた。

で、勢い余って年末には

ふたり芝居公演までやってしまった。

IMG-5417.jpg

めっちゃやってるやん!

 

なんならいつもよりやってたんじゃないか(笑)


そして、皆さんをお待たせしたまま2021年が明けた。

 

その間、ずっとどうすればいいか心の隅で考えていた。

だんだん気持ちの整理もついてある想いが浮かんだ。

 

単に石巻で出逢った魅力的な方々をご紹介するのではなく

このコロナの中、その方々がどのように過ごされていたのか

お伝えすることで読んでくださる皆さんに

何か感じて頂けるのではないだろうか。

 

 

って、前置き長い!(笑)

​2:石巻で出会った方たち

クラウドファンディングにご参加くださった皆様には

私がどのような想いで石巻で公演したかったのか

お分かり頂けていると思う。

 

*もう一度おさらいしたい方は

私たちの目指すゴールは、
第4回いしのまき演劇祭にて

「ひとりコーラスライン(笑)!」を上演し

震災から交流を続けてきたおじいちゃんおばあちゃんに

私の舞台を見てもらうこと。

 

ただ、それだけだった。

 

だったはずが、沢山の方々との素晴らしい出会いがあり

とんでもなくエキサイティングで豊かな旅になった。

 

前から石巻・牡鹿半島は私の第2の故郷と思っていたけれど

以前にも増して私は、石巻に行けば自信を持って

「ただいま!」と言えるだろう。

 

それくらい「おかえり」と言ってくれる

あったかい人たちに出会ったのだ。

画像をクリックして頂くとページが開きます。
bottom of page